シニアにとってどの大学語学センターがよいのか?

これは最大重要課題ですが、正解がないからこそ悩みます。シニアといっても、性格は違うし、中国語を学ぶ目的も違います。
そもそも私は、台湾大学一校だけしか通っていないので、どこが良いと言える立場にはないのですが、帰国して「ああすればよかった」と思うので、今の自分の反省から少し書いてみます。帰国して思うことは、別の学校にすればよかったということより、留学前にもっと勉強しておけばよかったということです。
それはレベルを上げておくというより、基本的なことをやっておけばよかったと後悔しました。漢字を見るとだいたいの意味が分かるので、ピンインをおろそかにしていたなぁと反省しています。初歩の単語でも正確に繁体字が書けて、ピンイン、声調を書ける状態にはなかったので、このような練習を十分にしておけばよかったと今更ながら思います。
語学センターの授業が始まると、授業はどんどん進むし、課題に追われます。試験勉強もしなくてはいけません。台湾大学の先生は、とても優秀で、わかりやすい授業をしてくれますが、グループ授業なので、個人個人の苦手な部分を細かく指導はしてくれません。
もし再度留学することがあれば、グループレッスン以外に個人レッスンも受講できる、師範大学か、台南の成功大学、ちょっと立地は不便ですが、東部の東華大学で勉強したいと思います。
台湾大学は、真面目な生徒が多いので、遊び半分の学生に授業を邪魔されるということはないので、勉強する環境としては良かったのですが、シニアの学生はほとんどいません。その点、語学留学生数が多い師範大学であれば、年齢が幅広いようなので、気分的にもっと楽だったのでは?と思います。
それからクラス数がさほどありませんので、なぜこの人が同じクラスなんだろうというレベルの人も混在します。前半は少人数の台湾大學で、後半少しレベルが上がってきたら、クラス数が多い師範大学を選びたいと思います。
私はプレゼンの課題は、文書もPPTも全て自力で作成しました。最後の3カ月は1週ごとにプレゼンと試験がありましたので、プレゼンの準備に週末は遅くまでかかりました。特に「あなたの国の医療制度または教育制度について紹介する」という課題では、医療も教育も専門外ですので、どのような歴史をたどり、今行おうとしている改革は何か、どこが問題か?といった項目は調べるのだけでも時間がかかりました。それを習った文法と単語を使い文章を作ってメモを見ないで説明できるように暗記します。内容にそったパワーポイントも制作する必要があります。
AIを使うなんて、実力がつかない!と思っていたのです。でも、AIをうまく使って時間短縮をして、その分週末は街に出かければよかったと後悔しています。
学校選びについて書くつもりが、自分の反省点を挙げるだけになってしまいましたが、どんな学校を選んでも、どんな方法で勉強をしても、やり残したこと、ちょっとした後悔はゼロにはなりませんが、今ならこうする!ということを考えることがたびたびあります。